旬の青果物

季節毎の旬な果物をご案内

桃は水蜜桃・蟠桃(ばんとう)・ネクタリンの総称になります。一般的な桃として水蜜桃が上げられますが、その中でも3つの系統に別れます。白鳳系、白桃系、黄金桃系です。主な産地は山梨県、福島県、長野県などで多く栽培されています。たくさんの品種があり白鳳系は甘みが強く肉質がやわらかめで多汁であるのに対し、白桃系は果肉の色が白く、肉質がやや硬めで締まっており日持ちが良いという傾向があります。良い桃の選び方は、全体的に色がまわっていて色付いている部分に白い斑点がある物が良い桃です。枝についていた側の色が緑色の場合は未完熟で、黄色味が帯びているものは鮮度が落ちてきている物です。今年は、特に味が良いと言われておりますので是非ご賞味下さい。

梨には和梨、中国梨、洋ナシの3種類がありますが一般的に出回っている梨は、和梨、洋ナシです。今の時期は、和梨の幸水や新高梨に代表される皮の色が黄褐色の赤梨 系と、二十世紀梨などに代表される色が淡黄緑色の青梨系です。産地は千葉・茨城・福島・栃木など多く栽培されております。梨は集荷時期が食べごろとなる為、早めに食べた方がよい果物になります。これから、更に多くの品種が出回ってきますので食べ比べてはいかがでしょうか?

四季折々の旬な野菜をご案内

ゴーヤ

語呂合わせで、5月8日はゴーヤの日になります。5月頃から出荷が増えてくることから設定されたようです。ゴーヤの旬は6月になります。ゴーヤは沖縄をはじめ九州の暖地で栽培が盛んです。成分はビタミンC・βカロテン・食物繊維・カリウム・葉酸を含んでおり総合健康食品としても優秀です。ゴーヤの選び方としてはみずみずしく重量感があるもの。鮮やかな緑色をしておりイボがしっかり弾力があるものが良いとされます。イボが小さめな物は苦みが強く、大きい物は苦みが薄いとされていますがあくまで可能性ですので食べ比べて頂くのも良いと思います。

かぼちゃ

カボチャは世界中で栽培されており、品種は非常に非常に沢山あります。このうち、現在日本で栽培されているものは大きく分けて日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃの3種類があります。一般的に出回っているカボチャは西洋カボチャになります。多くの品種の物は甘味が強く粉質で、加熱するとホクホクした食感をしています。主なものには「えびす南瓜」「みやこ」などの黒皮栗南瓜や「赤皮栗」などがあります。北海道の「雪化粧」や「白爵」など白皮栗カボチャもこの部類に入ります。貯蔵性が高いカボチャの多くは国内では北海道で多く収穫され、全国的にも収穫されます。昔から野菜が少なくなる冬に食べることが多かったようです。収穫時はでんぷんが多く、時間と共に熟成し、糖分に変わるのだそうです。貯蔵性が高い為、現在は冬だけではなく世界中より輸入のカボチャが入荷され一年中食卓に並んでいます。

ズッキーニ

ズッキーニは見た目はキュウリを大きくしたような形状ですが、カボチャの仲間です。カボチャとの違いは、完熟してからではなく、開花後5~7日の未熟果を食べることです。ほのかな甘みがあり淡白な味わいで、皮も柔らかいので皮ごと食べられます。カレーや炒め物、バーベキューでそのまま食べても良いですしサラダにしても美味しく食べられます。産地は長野県・宮崎県・群馬県・茨城県などで多く栽培されています。選ぶポイントとしては、上から下まで太さが均一で表面のハリとツヤがあり硬くない物でヘタの切り口がみずみずしいものが良いです。ズッキーニに含まれているカリウムは、身体の余分な塩分を体外に出す作用を持ち、高血圧の予防に役立つと言われています。βカロテンやビタミンCは抗酸化作用を有しているので、アンチエイジングが期待できます。ちなみに、緑色のズッキーニと黄色のズッキーニの違いとしては、調理方法で食感・歯ごたえなどが違い黄色い方が熟したような柔らかい感じになります。是非食べ比べをして頂き好みを認識してみてはいかがでしょうか?

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